お問い合わせ

当WEBサイトは、事業再構築補助金により作成されました。

© 2024 euki All right reserved.

Column コラム

Community

家族の絆で結ばれた、eukiとインドネシアの匠たち
私たちしか作れない特別なコーヒーを作っています。

eukiのコーヒー物語は、インドネシア南部の楽園、バリ島から始まりました。私たちのコーヒー事業がスタートして5年ほど経った頃、秘境に残ると言われるアラビカ種の原種や希少種や、表舞台に出ることなく真摯にコーヒー作りと向き合う匠たちと出会うため、バリ島以外の島々を巡り始めました。ある時は、山の中腹に沿って作られた道なき道をオンボロのスクーターで何時間も迷いながら走り、またある時は地元の人たちと乗った乗合バスで事故に遭い山の中で立ち往生したり、冷水しかない地域の農園で泥だらけになり震え上がりながらシャワーを浴びて熱を出したり、いろんな事がありました。多くの出会いと別れを繰り返し、現在はインドネシア4島の宗教、言語、文化すべて異なる匠たちと共に、私たちにしか作れない特別なコーヒーを作っています。

Pak Haddin パック・ハディン

流行に左右されず昔ながらの製法を守るコーヒー農家三代目

パック・ハディンの農園は、スマトラ島アチェ南東部にあります。このエリアは上質なマンデリンの名産地として知られていますが 、世界でも珍しいアラビカ古代種系希少品種(アビシニア・べルゲンダール)が残存する地区でもあります。彼は、その希少品種を長年同じ方法で精製してます。手摘みした完熟チェリーを10日間嫌気性発酵(酸素に触れないようにし、酸素以外で活発になる菌による発酵を促すこと)したあとナチュラルで仕上げる独特の方法を採用しています。

居住地:スマトラ島アチェ南東部
生産:コーヒー

eukiとの出会いストーリー
インドネシアがオランダから独立する以前、ジャワ島から スマトラ島へ移住したコーヒー農家三代目。この地域にしか残っていないアラビカ古代種を大切に育て、先代から伝わる特殊な方法で精製加工をしています。アラビカ古代種について、私たちが調べている最中、知人を介して彼に出会いました。彼の頑固ながらも真っ直ぐな人柄と特殊な製法が生み出すコーヒーを業界に紹介するべく、私たちと協働を始めました。コーヒーやそれにまつわるインドネシアの歴史を教わることができる、お父さんのような存在です。

Pak Selamat パック・スラマット

バリ島スペシャルティコーヒー業界の異端児

euki直営農園産の最上級テロワールコーヒーを手がけるのはパック・スラマットです農園敷地内に自生するフルーツやココナッツシュガーから作った特製天然酵母を添加し発酵させた、唯一無二のフルウォッ シュ製法を行っています。農園内にはバリ島の宗教ヒンズー教で聖水指定された湧水がふんだんにあり、その水を使った「聖水加工」により、他では真似のできない味わいを作り出しています。

居住地:バリ島プラガ地区
生産:コーヒー

eukiとの出会いストーリー
私たちは、バリ島でのカフェ経営から焙煎業をスタートし、良質なコーヒーの生豆を作る農家を自力で見つけるため、インドネシア語とバイクの運転を習得しました。品質向上、単一品種栽培、自然農法等の重要性を説き、協働できる農家を探して奔走するなか、唯一その想いに共鳴してくれた人物がパック・スラマットです。農協などに頼らず、自らの力だけで設備を整え、誇りをもって次世代に正直な農業や加工の大切さを伝授する一匹狼。彼とはお互いの信念の強さから譲れないことも多く、ケンカと仲直りを繰り返しながら切磋琢磨する関係です。アの歴史を教わることができる、お父さんのような存在です。

Pak Echwan パック・エッワン

地域に住む若者が
信頼するメンター的存在

ブルーファイヤーで有名なジャワ島東部イジェン山中腹に広がるのが、パック・エッワンの農園です。過疎化が進む村に若者たちを留めるためにスタートした、スペシャルティコーヒープロジェクトの一貫として、地元の雇用促進のため全て手作業で生産しています。またパック・エッワンは、他の農園と差別化するために優良品種や希少品種を中心に育てています。

居住地:ジャワ島イジェン地区
生産:コーヒー

eukiとの出会いストーリー
上質なアラビカ希少種を見つけるために巡ったジャワ島のコーヒー産地で出会ったのがパック・エワンです。地域コミュニティの過疎化やジャワ島産コーヒーの未来を危惧し、シャイで静かな人柄とは裏腹な熱い情熱で活動する社会起業家。初めて会った時に意気投合し、少しずつ関わりを深めている同志です。

Pak Yosef パック・ヨセフ

周辺農家の人望も厚い
研究熱心な地域のリーダー

パック・ヨセフは、ジャワ島のタンクバンペラフという有名な火山の中腹の深いジャングルでコーヒーを育てています。彼はアラビカ元種(ティピカ・カツーラ)にこだわり生産を続け、さらに近隣農家に技術指導を行うなど、地域全体のコーヒーの品質を向上させるため、努力を惜しみません。コーヒーの実も完熟のものだけを通常の1.5倍で買い取り、精製工程では、独自で開発したケフィア乳酸菌により、発酵促進させる、唯一無二の彼にしかできないコーヒーを作っています。

居住地:ジャワ島西部レンバン地区
生産:コーヒー&カカオ

eukiとの出会いストーリー
私たちは、インドネシア国内線の機内誌に「エリート農家の挑戦」のタイトルで掲載されていた記事からパック・ヨセフの活動を知りました。どうしても会いたいとアポなしで訪問し、そのまま泊まり込みで説得して協働をスタートしました。今まで会った中でもダントツで、最高に丁寧に心を込めたコーヒー精製をする人物です。一切の妥協を許さない彼が作るコーヒー生豆は、輝石のような美しさを感じるほど。不安定な気候と過酷な周辺環境が原因で、二年に一度ほどしかビジネスにできる量の豆は作れない。それでも一緒に泣き、笑い、暮らす協力農家さんたちや私たちのためにコーヒー作りを諦めない聖人です。

Ibu Linda リンダ

赤ちゃんをおんぶしながら
バイクで産地を巡る
肝っ玉母ちゃん

イブ・リンダは、コーヒー農家の長女として生まれ、成績優秀な学生時代を経て薬剤師になった後に結婚し、周辺地区の農家(コーヒー、カカオ、バニラなど)の苦悩と厳しい現状を改善するため、文字も書けない農家たちのサポートをしています。子供が生まれた後も、幼子を抱いてバイクに乗り、何日もジャングルや辺境地に暮らすの桜花を回り、有機農業を指導する肝っ玉母ちゃんです。

居住地:スマトラ島アチェ南東部
生産:バニラ、クローブ、シナモン、カカオ

eukiとの出会いストーリー
匠のコーヒー農家パック・ハディンの長女がリンダです。 パック・ハディンを尋ねてスマトラ島を訪れた時、最寄りの空港に旦那さんと赤ちゃんを連れて迎えてくれた彼女。最寄といっても片道10時間もかかる道中で、彼女が近隣農家さんたちをサポートする事になった経緯を聞き、自分たちの活動と重なり意気投合。コーヒー生産だけでは生活できない農家さんたちの現状を改善するため、バニラビーンズ、カカオ、シナモンなどを独自の製法で仕上げ、副収入を得る仕組みを構築しています。

Pak Toby トビー

ビジネスマンから農家に
転身したコーヒー愛に溢れる弟分

イブ・リンダは、コーヒー農家の長女として生まれ、成績優秀な学生時代を経て薬剤師になった後に結婚し、周辺地区の農家(コーヒー、カカオ、バニラなど)の苦悩と厳しい現状を改善するため、文字も書けない農家たちのサポートをしています。子供が生まれた後も、幼子を抱いてバイクに乗り、何日もジャングルや辺境地に暮らすの桜花を回り、有機農業を指導する肝っ玉母ちゃんです。

居住地:フローレス島バジャワ地区
生産:コーヒー

eukiとの出会いストーリー
バリ島南部の国道沿いにある、スラウェシ島トラジャ族伝統建築の家具屋兼カフェに、私たちが偶然立ち寄った際、そこの中国系オーナーのトビーと出会いました。彼もeuki同様、バリ島やスラウェシ島のコーヒー農家の生活向上を目指し、農園から直接消費者にコーヒーを届ける方法を模索していました。バリ島では、スラウェシ島出身の彼も日本人のeuki同様に「よそもの」として地元農家と共働する難しさを共有し、協力し合ううちに、同志として支え合うようになりました。

Our Story Begins はじまりの物語

バリ島プラガ地区にある小さな村BON(ボン)。中心地から片道3時間道なき道を進むと、コーヒーの木がそこかしこに植えられたジャングル地区に入ります。そのまた奥にある敬虔なバリヒンズー教徒が暮らすBON村でeukiのコーヒーは生まれました。
地域面積が小さく生産量が少ないためコーヒー名産地として政府に認めらず、援助を受けられないこの地区で、ここの土壌でしか育たない素晴らしいコーヒーの実を匠の技術で丁寧に精製する小農家さんたち。彼らはほぼ手作業で、ひっそりとコーヒー作りを続けていました。代表の大西雄季がコーヒー探しの旅で立ち寄ったBON村で4代目コーヒー農家のパック・スラマットと出会い、彼らの置かれた現状を知りスタートしたプロジェクトがeukiの始まりです。品質認証の問題や複雑に絡まった流通経路のせいで、これまで外国に出ることが無かった匠たちのコーヒーを「飲む人」たちに直接届けたい。そんな想いを実現するため彼らのコーヒーをスペシャルティ品質に引き上げ適正価格で 海外の人たちにダイレクトに届けるプロジェクトです。

Journey

農作物であるコーヒー豆は、コーヒーの果実の種を発酵・精製までの工程を経た状態が、焙煎前のコーヒー生豆になります。スペシャルティコーヒー界のソムリエ「Qグレーダー」の資格を持つ私たちが、インドネシア各島のコーヒー農家の匠たちと生活をともにし、コーヒーを育て、丁寧に精製したコーヒー豆を一年に一度ダイレクトに日本へ送っています。その豆をそれぞれの品種の特性にあわせたベストな方法で焙煎し、飲んでくださる人たちに直接お届けする前代未聞のFarm to Cupプロジェクト、それがeukiの取り組みです。

1.Farm 農園での栽培・収穫・精製まで

eukiと協働する農家は小規模農園が多く、それぞれの土壌に合った単一品種のコーヒーを自然農法で栽培しています。収穫は1年に1回のみ。真っ赤に熟したチェリーをひとつずつ手摘みで収穫します。品質を保ため、栽培時期から精製が完了するまでの間に、5回もの選別を行います。

2.Micro Mills マイクロミル(小規模加工場)

それぞれの農園の気候や品種の特色を活かした独自の方法で精製を行います。(加工にかかる期間は約2カ月)

  • 1.洗浄

    農園に沸く聖水を使い何度も洗います。水面に浮いてくる欠陥豆やゴミなどをこの工程で取り除きます。

  • 2.パルピング

    皮・果肉と種子(コーヒー豆)を分ける作業です。取り外した果肉と皮は農園の肥料やカスカラとして再利用します。

  • 3.発酵

    ココナッツシュガーや農園に育つ果物で作った自家製酵母を使い24時間樽の中で発酵させます。

  • 4.選別

    発酵後は更に聖水で洗い、パラパラという網の上に干して選別していきます。

  • 5.乾燥・脱穀

    ビニールハウスに移動させた豆はアフリカンベッド上に広げ、1日数回均等に乾くようにかき混ぜます。

  • 6.選別

    脱穀後、作業する人を変え3度にわたる入念なソーティングで欠陥豆をすべて取り除きます。

3.Transportation 輸送 インドネシアから
日本へカーゴ輸送(約1ヶ月)

4.Customs clearance 日本に到着後様々な通関検査(約2週間)
→引取り

5.Roasting 焙煎

eukiの考え方

スペシャルティコーヒー界のソムリエ「Qグレーダー」の国際資格を持つ自社焙煎士と日本全国の協力ロースターがeukiのそれぞれの豆の特性に合わせた独自の焙煎方法を探し出し、極上の焙煎豆に仕上げています。インドネシアの匠農家からのバトンを受け継ぎ、彼らの想いを「飲む人」に届ける事ができるのは、日本にいる焙煎士そしてバリスタです。コーヒー生豆を焙煎豆にするロースターと、焙煎豆を一杯のコーヒーに抽出するバリスタがいて初めて「飲む人」の手に届くのです。eukiがインドネシアの匠農家と作る生豆は、作る人や環境によって風味、香り、味わい、甘味や酸味がすべて異なるように、ロースターやバリスタにもスタイルや感性があり、味の構築方法が異なります。匠農家とロースターの個性の調和を楽しめるよう、自社焙煎だけではなく、生豆のストーリーを伝えるためのベストを引き出してくれる協力ロースターに、一部の焙煎を委託しています。